【ネタバレあり】ポルノグラフィティ 16th LIVE CIRCUIT "UNFADED"【北海きたえーる】
やばいよやばいよ。
今日は1年ぶりにポルノのライヴへ参戦。
ポルノはデビュー当時から好きなのだが、最近あまり気合を入れて追っかけてこず、ライヴがあることを知ったの自体最近のことだった。
ニセコへ旅行中、母が3月の横アリに参戦すると聞いて、えっポルノライヴやるんだ?となり、調べてみたら確かその日が北海道のチケット発売日だったのだ。
もう時間も時間なので、だらだら感想を書いていく。盛大なネタバレですのでご注意を。
まず、席が近い。
ちゃんとアキヒトとハルイチが一人の人間として存在しているのがわかる距離感。
表情も肉眼でよく見える、とってもいい席だった。
スタンドだったので前の席の人が邪魔になることもなく、全力で楽しめた。
今日は同じく小さいときからポルノを聞いて育ってきた弟と一緒に参戦。
私が開演時間を勘違いしていたせいで若干バタバタし、到着してひと息ついたらあっという間に開演。
1. オレ、天使
もうこの時点でヤバい。オレ、天使。これから始まるとはもう絶対にアツいセットリストであろうと予測される。このころの曲は車の中で延々と聞いていたのでなんというか細胞レベルで覚えている。かくも、はかなきかな、人生。そして今回、映像が全編通じてとってもカッコよかった。
2. A New Day
おわー!またすごいところきたー!オニオンスープとかギフトとか、ポルノのあったかい前向きな曲大好きー!!!!これもなかなかコアな選曲じゃないか?大丈夫?このライヴ、ヤバすぎないかな??
3. 幸せについて本気出して考えてみた
えええええい私この曲大好き!!!!!!!!!発売当時「めっちゃタイトル長いwww」ってツボってたけどよく歌詞聴いたらめっちゃいいー!!全然関係ないけど「クルクル時計を回す」のところずっと「クルクルと手を回す」だと思ってて、「あ~~~昔勘違いしてたよなあ~~~」ってエモい気持ちになる、ひそかに全勝狙い、この3曲を聴いた時点で、「すばらしい」と思っていたら、横にいた弟が「いや~すばらしい」と言っていたので、同志よ……ってなった。
ここでいったんMC。
私の記憶力はニワトリ以下なので割愛。ポルノのライヴに今日初めて来た人に手挙げてもらっていたけど、思ったより少なかったように見えた!
そうだ北海道あんまり寒くないよね、って話からMステスーパーライヴの話になって、20年間でたくさん出さしてもらってるけど小結的な立ち位置でタモさんが遠い、っていう話をしてたんだった笑
4. 東京ランドスケープ
さっきのMCで「初めての人も楽しんでいってくださーい!」のあとに、コレ。渋い!
この曲はAメロとサビの温度差が大好きで、テンションがめちゃめちゃ上がる。それにしても本当に聴いていて不安のない声。歌がうまい、って表現じゃ陳腐すぎるけど、本当に歌がうまい。
5. ジョバイロ
あ~~~~~~~~~~~~~!ジョバイロはリリースされた当時カラオケで歌おうとして、サビでどの部分が高くなるのか覚えきれず混乱した記憶がある(まったく伝わらない)。あとこの当時どうぶつの森やってて、「ジョバイロむら」にしてた。懐かしい(誰も興味ない)。なんか結構多感な時期というか10代で聴いてたから、「恋って、こういうことなんだわ…」って思いながら聴いてた記憶がある。昔の曲を聴くと当時の自分の環境や心境を思い出して余計にエモくなってしまうんじゃ
そしてもう一度MCだったかな?
ハルイチが今回のツアータイトル「UNFADED」の意味を説明してくれた。
サブスクが流行って~、っていう話をしたのに私たちの反応がいまいちすぎて「大丈夫?北海道、サブスクってまだない?」って心配される笑
「これまでは新曲や新アルバムのプライオリティが高かったけど、サブスクの登場によって今までの曲も並列で聴けるようになった」って言われて、本当にそうだなあと。
簡単にコアな曲も手に入れられるようになったもんね。そんななかで改めて今までの曲を聴いてみて、今回のセットリストが組まれたと思うともうまたなんかウワーッ!ってなるね。
6. ヴィンテージ
「UNFADED」の意味を説明したあとの「ヴィンテージ」よ!鈍感な私も何らかの意味を感じてウオオーってなる。時間を経たものは色あせていくばかりじゃない、ヴィンテージとして熟成してずっと愛され、受け継がれていく。私このアルバム(WORLDILLIA)の中でこの曲が一番聴いたような気がするから、最高。
7. 前夜
ついに知らない曲が登場した。カメレオン・レンズのカップリングということで、先ほどDLしたので、聴きます……
8. ビタースイート
ビタースイートはやばいよ。なんか私勝手に「ラストオブヒーロー」聴けたらなって思ってたんだけど、これが聴けたので大満足。(聴けたらもっとよかったけど)
この曲は照明がカッコ良かった。本当にカッコ良かった!今日のライヴでいちばん意表をつかれて、テンションが上がったかもしれない。
9. DON'T CALL ME CRAZY
いや~私の好きな曲ばっかりやるって決めたんですか?ってくらいアツい。
これも何度も何度も聴いた曲で、ポルノの曲をシャッフルで聴くときはこれから聴き始める確率が結構高い。本当にカッコいいんだもん。
表がデビルで裏がドクロとか、せめて他人と距離をとるとか、ちょっとカッコつけた感じの歌詞とザリザリのギターが本当に好き。生で聴けてよかった。
10. Zombies are standing out
これね、もうむちゃくちゃカッコよかった(雑)ギターの音が全身に響いて、最近のポルノでは珍しいなんかこうゴリゴリで重めなサウンドで、好き!!!!!!こういうの好き、ってなる。ウォークマンのCMソング、いや~、ウォークマンのCMソングにポルノを起用しようって言った人、本当にわかってるよねとしか言いようがない。あ~。今思い出してもカッコいい。照明の効果もよくてなんかもうトランス状態になるよね。
11. 見つめている(弾き語り)
いきなり小鳥さえずりだしてアキヒトソロ。前回のBUTTERFLY EFFECTから踏襲しているらしい笑
さっきビタースイートがいちばんビックリしたみたいに書いたけど、これも相当だったな。
アキヒトがサブスクで配信された楽曲を見ていくうちに「これどんな気持ちでレコーディングしたか全然覚えてないな」とか「この曲書いたオレどうかしてるな」とか思い出して、「オレどうかしてるな」がこの曲だとのこと。
サウダージのカップリング(2000年発売らしい。18年前ってどういうことでしょうか)で、当時母親が「やだ~これストーカーの曲!笑」って言ってて、私は当時小学生だったので「?」だったけど、もう少し経って「リングつける順番も」とか聴いて「なるほどね…」ってなった記憶がある。タイトル「見つめている」だし。
そしてアキヒトも自分で「言い方悪いけど、ストーカー?みたいなね!」と言っていて、おお!答え合わせしている!あとで答え合わせしよう!!少しは!!!合ってるかな!!!!!!!と勝手に盛り上がる。
アキヒトいわく「オレはこんなヤバいやつなんだぜ!」というのをアピールしたくて書いたらしい。若い。
12. 夕陽と星空と僕(弾き語り)
カップリングもやるよ~と匂わせて?いたツアーだったので、「月飼い」or「見えない世界」or「夕陽と星空と僕」だろうなと思っていた(私の中での人気カップリング曲)。私ももちろんこの曲好きだけど、ものすご~く好き!ってほどでもなかった(好きな人ごめんなさい)、けど、この弾き語りは心に沁みた。声が、声がよすぎる。
13. didgedilli
そうこなくちゃ!!!!!!アキヒトの独壇場のあとは、これでなくちゃ!!!!!!CDを聴いてるんですか?ってくらい再現度高く、カッコよく、しびれた。
14. カメレオン・レンズ
この辺の曲を私は全然知らない。聴きます…
15. 海月
七色に光るクラゲが印象的だった(初めて聴いた)。
16. フラワー
映画「こんな夜更けにバナナかよ」の主題歌ということで、新曲。
初めて聴くに等しい曲が3曲続いたので焦る。勉強しなければという気持ちになる。
しっとりした曲。
17. オー!リバル
イントロで客席がめっちゃ盛り上がったのについていけず、弟に「なに?」と聞いてしまった。
が、ちゃんと知っている楽曲だったので安心。オー!リバルはポルノが得意なラテン系のテイストが入っていて、これぞポルノ!っていう感じがするね。好き。
18. ジレンマ
イントロ聴いて、え、ここで?最後ではなく?あれこれってジレンマですよね?って、歌いだすまで確証がもてなかった笑
ジレンマは最強にカッコいい。いつ聴いてもカッコいい。
19. パレット
え~~~~!!!!ジレンマからのパレット!パレット好き!!!!!どちらかというとメロディで曲の好みを決める私だけど、パレットは歌詞も大好き。
「ただちゃんと見つめていて」が「タラちゃんと見つめていて」に聞こえる、って一時期盛り上がった。
「唄うのを 止めてしまった」からのギターソロがまた切なくて。いい。
イントロのメロディも明るい感じだしテンポも軽やかなんだけど、歌詞が切なくてね…
20. サウダージ
ああ、そしてここでこの名曲!アゲハ蝶でもヴォイスでもMugenでもなく、サウダージ。
何度聴いたか分からないくらい聴いたしカラオケで歌うのも大好きだし、身体の一部って言ったら言い過ぎかもしれないけど確実に人生の一部になっている曲。
炎の演出もよかった。
21. ハネウマライダー
タオルを忘れるという痛恨のミスを犯したけどエアタオルを回すことで解決(できてない)。
私が初めてポルノのライヴに参戦したのが2006年のキャッチザハネウマだから、もうそれから12年も経つんだね。
なんならハネウマもまだ新しめな曲の認識なんですけど………
ポルノらしいさわやかな曲で、大好き。HEY YOU!!でカメラに向かってばっちり決めたアキヒトのかわいさよ。
22. ∠RECEIVER
最後の一曲がこれ、というのはかなり重たいな、と思った。歌詞も一緒に映像化されていて、バックは災害や戦争の映像で、ツアータイトルは「UNFADED」で、忘れてはいけない、色あせてはいけないものに思いを馳せることになった。
イントロのギター本当にカッコよかった。この曲は確か東日本第震災が起きる前につくられていて、震災後にサザンの「TSUNAMI」が放送できないみたいな話になったときに、この曲もそうなってしまうかもねという話をした記憶がある。
今年の漢字が「災」だったことや、自分が被災者になり得た胆振東部地震、どうしても時が経つと忘れてしまいそうになることもあるけど、忘れてはいけないこともたくさんある。
陳腐な感想になるけど私がこうしてブログを書いている間にも飢えや渇きに苦しんでいる人たちはいるわけで、そういうことを忘れないようにしようと改めて思った。
ライヴの最後の曲って、「燃え尽きましょう!」みたいな感じで明るい感じで終わることが多いなか、かなり余韻を残す、思うところの多い締めくくりになった。
アンコール
23. Hard Days,Holly Night
しかしシーンとした空気のままで終わらせないのがポルノ。
5年前のまったく同じ日(12月22日)にポルノはきたえーるでライヴをしていて、それも観に行ったのだけど、そのときもこれを演奏してくれた。
2番の「特別な日なのに」「すぐに帰ってきて」、周りの人は知らない人が多かったのか、私と弟だけが絶叫していてちょっとおもしろかった。
久しぶりに聴くはずなのにスルスル歌詞が口から出てくるの、すごいなと思う。
クリスマスといえば、ポルノといえば、これなんだなあ。「すぐに帰ってきて」に対して「…帰っちゃうッ」ってつぶやいやアキヒトのかわいさよ!
この曲をよく聴いていた頃(今調べたらこれは 愛が呼ぶ方へ のカップリングで、2003年発売らしい。こわすぎる)は小学生とか中学生で、かわいい歌だな~みたいに思っていたのが、いまや就職一年目の、どころか就職三年目の社会人なのでヤバいよね。時の流れを感じる…ポルノのファンで良かった……
24. ライラ
この曲は笑顔が少ないとダメ出しがありました、初の試みですが笑顔でいきましょう!というハルイチのコメントがあってスタート。
イントロの直前に「これね、」と話しだすから笑ってしまった。
そしてこの曲を知らないという失態。けどノリのよい曲だったので楽しめた!
中間、アキヒトの語り、という部分があり、札幌で食べたいものを列挙したんだけど「味噌ラーメン、ジンギスカン、ラーメン、味噌ラーメン、ジンギスカン…」ってレパートリー少なすぎて笑った。
曲の終盤に向けてテンポがどんどん速くなっていって楽しかった。聴きます。
この曲の中であらためてサポメン紹介したのかな?みんなクリスマスソングのワンフレーズを披露するなか、ハルイチ本気のギターソロでカッコよかった。
あっというまに終わった2時間半だった。
静岡のセトリを見ると、ヴィンテージがSwingになっていたり、DON'T~がライオンになっていたりする。
ロマンチスト・エゴイストは個人的に最高のアルバムだと思っているので、ライオンが聴けなかったのは残念だけど、全体的にものすごくよかった。
ライヴって終わるとセトリ忘れたりしちゃうけど、このライヴはずっと記憶に残っている気がする。
衝撃に次ぐ衝撃。古くからのファンは本当に心動かされるライヴだと思う。
最近ポルノを知った人でもそれこそサブスクあれば簡単にDLできるし、知ってる人も多かったのかな。
今までの楽曲を大切にしていることが伝わってきて、これからまだまだ前進していく気概も伝わってきて、本当によいライヴだった。
もう一度行きたくなってしまうな……3月のチケット取ろうかなと思ってしまうくらい。どっかに遠征旅行しようかな……
完全に余談だけど全然ポルノ好きでもなんでもない彼氏に「懐かしい曲をたくさんやったので良かった」と話したら「黄昏ロマンスとか?」って返してきて、ああ、黄昏ロマンスも聴きたかったな、と思った。
それにしても、アキヒトとハルイチの二人こそまったく色あせない。過去の曲をやってもカッコいいし、今の曲も聴かせるし、「声出るかな?調子どうかな?」みたいな心配を1ミリもしないで聴けるのは本当にすごい。いやあ、すごい。
大満足の2時間半だった。本当に、もういちど行きたい。
セトリを知ってからの参戦もまた楽しいんだもの……
明日当番なのにこんな時間になってしまった。こんな夜更けにブログ更新かよ。
おやすみなさい。